放射線環境弾性シール材 『ハヤシールTHS』
概要
橋梁分野において、30年間実績を重ねたウレタン反応型シール材を基に、高放射線環境下で使用できる放射線環境弾性シール材 『ハヤシールTHS 』を開発しました。
特長
耐放射線性に優れています。 |
耐放射性に優れており3MGy吸収後においても破断伸び率200%を示し
弾性体としての機能を保持しています。 |
気密性や水密性を有しています。 |
2液室温硬化型で流動性があるため、ケーブル間の隙間等にも充填できる
現場施工に向いた材料です。細かい部分でき、硬化したシール材は貫通部の
気密、水密性が得られケーブル占積率が高い箇所でも問題ありません。 |
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照射試験例
■ 気密・耐圧 試験状況
2.6MGy照射後においても最大0.1Mpaの差圧に対して
気密特性を保持していることが証明されています。 |
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THS硬化物は照射とともに体積が増加し、さらなる気密性が確保されることが証明されました。
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0.04MPaの気圧を
7日間保持
(シール150mm)
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■ 放射能の単位と照射試験
● 放射線の単位 |
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同じ量の放射線であっても物質によっては吸収されるエネルギーの量が異なるので、耐放射線性特有の評価する場合には吸収線量を使用します。 |
吸収線量
物質1Kg当り1Jエネルギーがあった時を
1Gy(グレイ)であらわし従来の単位 rad
(ラド)との関係は
1Gy=1J・kg=107erg・kg=100rad
となります
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●照射試験状況
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● 放射線照射方法・条件 |
独立行政法人日本原子力研究開発機構
高崎量子応用研究所にあるコバルト1号棟
第2セルの照射施設にてCO-60γ線を空間線量率1~10kGy/hの条件で試験を行っています。
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適度な弾性が保持されていることが実証されています
施工要領
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